先日、「余命10年」の書籍を読んだときに久々に泣いてからというもの。悲しさ、虚しさ、可哀想と少しでも感じる何かを見ると、涙が溢れて小さく嗚咽する頻度がとても増えた。
よく言えば物語に深く入れるようになったのかも?
ちょっと前まで「悲しそうだなぁ」と考えるだけで済んでいたことなのになぁ。
胸の内が熱く、痛く感じる。嗚咽が漏れそうになる。
周りを気にしないといけないとストップをかけてようやく止まる。
本来の感情を取り戻したような気がするけれど、日常生活を生きるには苦労するなと思った。
個人的な趣味で読んでいる、ネット小説があって。その小説の一文にすら涙している。
情緒のバランスが崩れたような、そんな感覚。
そんな状態だけれど、私は嫌だとは感じていない。
人間らしさを一部取り戻したように感じているし、個々の出来事を心から感じているからこその反応だろうなぁと好意的に受け入れています。
これは、「怒り」「喜び」「楽しみ」を心から共感できる執筆物に出会えれば私はその感情をありありと感じる日々を過ごせるかもしれないので。
ちょっと前の私は、ビジネス書、自己啓発書とかで「足りないものを補わないと」私は足りないものばかりで人より劣ると焦りから行動することが多かったように思います。
自分が忘れているだけで、すでに持っていたことを認めて数えてあげても良いのかもしれない。
そんなふうに感じた朝の風景がありました。
感情が蘇ってくる感覚って嬉しいものですね。